教育/授業/学校

見つめている先が違うだけ

ふと、自分がなぜ教員を目指したのかを振り返ってみる。 1つ言えることは、高校生の段階では「絶対教員になってやる」とは1mmも思っていなかったこと。「教員も視野に入れておこう」程度です。本気で目指してたら確実に教育学部を目指していたはずなので…

焦らない生徒

期末考査の採点をしていると、「なんでそういう間違え方をするんだろう」と、興味半分・不安半分という微妙な気持ちになります。 授業での頑張りがむちゃくちゃ結果にコミットしている、というわけではなさそうです。そんな生徒がまあまあいるような気がしま…

定期考査期間の醍醐味は年休じゃない?

今日から期末考査のはじまりはじまり。 生徒の試験に対する姿勢や対策を見ていると、つくづく「暗記大会と変わりないよな」と思ってしまいます。こればっかりは自分が学生の頃から変わっていません。 日本の教育がまだ「どれくらいの知識がある(暗記できて…

ハラハラする状況だからこそ

学生時代を不意に思い出してみる。 授業中の雑談は本当に楽しかったなぁと。 それも、「私語ができない」という状況下での雑談が特に。 なんででしょう、ハラハラするからじゃないでしょうか。 先生を怒らせるかもしれないリスクを抱えながら、ゲラゲラ小声…

それが結果的に残業となっても

考査期間のため、部活はありません。 それでも、定時の17時に帰ることはなかなかできなくて、帰る間際になって、「あ、あれもやっとこう」となり、なんだかんだで17時半まで居てしまいます。 今日もそんな感じでした。 例の「帰る間際に思い浮かぶ仕事」を…

内職の良い面と悪い面

期末考査という大きなテストが近いこともあり、自分の学年では「勉強しないと」という雰囲気があります。大人になった今、改めて考えると、定期考査はそこまで対策する必要のないものだったなと思ってます。 理由はシンプルで、「日々の授業の中で『わからな…

戦国三英傑と自分の授業実践

高校時代、世界史や日本史の歴史はしっくりこなかった。 学問として楽しいとは思えなかったし、ただの「入試で必要な暗記科目」としか思えなかったので、日々の学びが本当につらかったです。楽しくもないものをなんで勉強しなきゃいけないんだ、と。 でも、…

学びの火種

日々の授業実践で感じることは、「子ども集団の学びの姿勢は、株価みたいだ」ということです。暴落と急騰の繰り返し。もちろん良い意味で横ばいの期間もある。 「昨日は良かったのに今日はよろしくない」 「先週はどんよりしていたけど今日の授業はむちゃく…

ターゲットをしぼって語るしかない

再来週には2学期末考査が始まります。早いもんで。 担当教科の出題範囲を他の英語科担当の先生と話すと、やはり自分が担当しているクラスの授業進度が早いことを知る。そりゃそうか。 他の先生は2週間かけて終わるパートを、こちらは1週間ちょっとで終え…

Bells and Whistles

社会に属している限り、「オマケ」とか「余計なモン」に悩まされることは結構あるわけで。 英語でなんかこういう表現あったよなぁと思い返すと、「bells and whistles」がありましたね。 昔、無声映画の上映で使用されたオルガンが鐘や笛を追加的な楽器とし…

新しい教育観のすり合わせ

今日は自分の考えとは相反する教育観に触れ、「でも、そういう考え方も汲み込む必要があるのかな」と考えさせられるシーンがありました。 1つは提出物について。 「(なるべく)提出してください」という絶対性の薄い提出物が各クラスの生徒に振り分けられて…

自分から説明することなしに。

英語科の先生と意見交換的な雑談を時折するのですが、教育観が合うなぁと感じることがままあります。 教育観が合うからと言って、むちゃくちゃ仲が良いというわけではないし、一緒にご飯を食べに行く仲とかではなくて、「あぁ、考え方いっしょだね」とお互い…

パロディ化する語りになれども

生徒から、ぼくの授業での語りが掘り返されることがあります。 たとえば7月のいつもの授業で、集団の雑談が雑談を通り越してただのおしゃべりになってることがありました。おしゃべりをしちゃいけないとは言ってませんが、その質があまりにも授業と関係なさ…

怒ることを起こらないようにするために

「人が感情的に怒るのは自分の利害に反するときだけ」という言葉には納得しています。大学院でお世話になったゼミの先生の言葉です。 不意に振り返れば、高3で部活を引退してから相手に怒鳴っていない気がします。 とはいっても、自分の性格上、鬼教官のよ…

今の高校生は娯楽より席替えにワクワクする

ゲームやSNSが充実した現在、最近の高校生には、それらを超すくらいの刺激的なものでないと反応しないあるいは薄いんじゃないかなと思っていました。刺激や反応の閾値が上がったよねと思っていたんです。 それこそ、エンターテインメント授業なんて響かない…

カリスマ教師を求めてはダメ

勉強に消極的な生徒や、授業にそこまで前のめりではなかった生徒らと授業後に雑談してたのですが、2年生後半ということもあってか、受験を意識しているような雰囲気がそこにはり、たくましさが感じられました。 意識や態度以外で、成績にも反映されていて、…

テスト至上主義をなんとかしたい

今日明日は実力テスト、いわゆる校内模試?と言えばいいのかな。問題作成は教員で、問題用紙や解答用紙の作成・印刷は印刷業者に依頼しているので、最終的に学校に届けられるものはかなり本格的なものです。 この実力テストの作成がなかなかの骨折り。 問題…

担任制への疑問

高校と言えば教科担任制。 担任が受け持っているクラスの生徒と接する時間は、基本、朝と帰りのST、HR、そして授業のみ。あとは放課後の掃除くらいでしょうか。こちらは班別なので、接する生徒も限られてますが。 それ以外は、生徒たちは別の先生と過ごすこ…

凡人か非凡人の分かれ目に対する個人的見解

今話題のジャニーズと言えば、ぼくの場合、嵐の大野君が先に頭に思い浮かびます。性被害の話は別としてね。 ジャニーズの中でも、大野君は群を抜いて、歌とダンスがうまいです。素人が見ても、「すげぇ」となるくらいに。 そのうまいダンスですが、バックダ…

合唱コンクール後の中学生を見て

今日は生徒の英語ㇲピーチコンテストの引率で外に出ていました。 表情豊かに、そして何よりも人前で楽しそうに自分のテーマを発表していて、見ているこちらが楽しかったです。良い経験を生徒もすることができたようで、嬉しいです。 会場には有料駐車場しか…

形式を少し変えると雰囲気がガラッと変わる

日々の『』実践で悩んでいることがいくつかありました、というか、4月の実践から現在にかけて、「君らもっといけるのに!」思い続けていたのですが、気づいたらもう10月になっていました。なんならもうちょいで11月じゃないですか。早いもんで。 生徒と…

使い時ってもんがあるから

三年生が放課後に、担当教科の先生のところへ行き、勉強について質問しています。受験シーズンの名物みたいなもんですね。ただ、定時を過ぎてまで生徒の相手をしている先生を見ると大変そうだなとも思います。 ぼくが高3の頃は、たとえわからないところがあ…

少しずつ変えていきたい評価のこと

あくまで学期末の「評価」のために、中間考査や期末考査後に、テスト範囲のワークを提出させるようにしています。教科の先生によっては毎週何かしら提出させています。そこまでできる手厚いサポートには脱帽です本当。 ぼくの学年の英語科は、1学期は他教科…

削れて無くなる前に

教師が、一人の生徒の人生を良い方向に変えることは、可能ではあるし、自分もこれまでの教員人生で「変えた」という経験があります、でもたったの何人かでしかないです。 これまでいろんな生徒と関わってきたというのに、それなのにたったの「何人か」という…

形式的な学問のその先

明日から中間考査が始まるわけですが、「昨日、O時間勉強しましたよ!」と報告してくれる生徒がいました。「偉いなぁ」と思う半面、「とはいえ時間じゃくて結局は結果であり、点数だよなぁ」と思っているので、ついつい「じゃあ結果を期待しているね」と声を…

高校の偏差値偏向主義

3年生の模試が本当に多いなぁと、職員室中央にある1カ月のスケジュールが書かれたホワイトボードを見て思います。 来週は中間考査もあるというのに、この土日は模試があります。連休の3分の2も休みが潰れるので、生徒が気の毒でしかないです。。全国的に…

人の脱皮を見ているとワクワクする

2年生を担任していると、いよいよ受験を意識し出す時期なのかなとひしひしと感じつつあります。 1年生はどうなのか、正直わかりません。1年生の授業に1つも出ていませんし、雰囲気なんかも少しもわかりません。まだ高校生活に慣れるのに必死だったり、あ…

自己責任という名の教育論

「生徒には厳しくすべきか否か」的な内容で、一人の先生とプチ議論をしたことがあります。 でも、「厳しい」にも種類があるよなぁと今、ふと振り返る。 「服装」「言葉遣い」などに対して厳しく指導をするのか、「締め切り重視」「結果重視」的な意味で厳し…

夢見心地をさせない数学

日々、英語で『学び合い』をしているのだけど、教科的には数学の方がやっぱやりやすいんだろうなぁと思います。というか、生徒にとっても、「数学こそ『』のスタイルで!」と思っているような気がします。 数学は言語教科とは違って、かなり複雑です。 英語…

変われないなら待てばいいさ。

『学び合い』が万能だとはちっとも思っていなくて、例えば、「学ぶ意味」や「勉強のモチベーション」を見い出せずに、春先から悩んでいる生徒がいるわけで。 『』を実践していても、そういった壁にぶち当たる生徒は一定数いるみたいです。 今日も一人の生徒…