Bells and Whistles

社会に属している限り、「オマケ」とか「余計なモン」に悩まされることは結構あるわけで。

英語でなんかこういう表現あったよなぁと思い返すと、「bells and whistles」がありましたね。

昔、無声映画の上映で使用されたオルガンが鐘や笛を追加的な楽器として備えていたことから生まれた表現で、意味は「不要な追加的機能」。

The new cameras these days come with all the bells and whistles.

(最近のカメラは様々なオプション機能が付いてくる)

みたいな使い方をしますが、歴史と一緒に周りを見渡すと、まさにbells and whistlesな環境だよなぁと思わざるを得ません。

 

食べ物だって、「写真映え」とかを気にしちゃうせいで、カラフルなものが流行ったりしています。でも、そのカラフルさを表現するには、危ない添加物を使用しなくてはいけないわけで。それ以外にも、生クリームをたっぷり乗せたスイーツもありますしね。

 

他にも、少し下品な話になりますが、スマホやパソコンを触っていると、不意に出てくる生殖器のサイズアップを謳う広告の存在。

サイズをアップしたところでどうなるのさと思います。本能的に子孫を残すことさえできればそれで事足りるのに、なぜこんなビジネスが、と冷静に考えることがあります。

 

世の中は「ありのままを妨害する」ことに舵を切っているし、それで生計が成り立っているのも事実です。

 

この考え方で昨今の教育を見つめ直すと、正直「いらんことばかり」しているよなとさえ思います。詳しくは書きませんが、OO教育とかOO式授業とかかんとか。もちろん、いいものも中にはあるのですが、そのほとんどが「いらんくない?」と思うわけであります。最近の受験システムもね。

 

シンプルからどんどん遠くなっていって、教育がゴチャゴチャしたカオスなもんになっていっていっているような気がします。一度リセットしていただけるといいのですが。

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