英語科の先生と意見交換的な雑談を時折するのですが、教育観が合うなぁと感じることがままあります。
教育観が合うからと言って、むちゃくちゃ仲が良いというわけではないし、一緒にご飯を食べに行く仲とかではなくて、「あぁ、考え方いっしょだね」とお互いに認識している程度です。年もそれなりに離れていますし。
そんな今日は、「おっ」となることがありました。
工藤勇一先生の話が出たときです。
Xでこんな投稿があったんだとか。
社会のリアルを体感できる学校へ
— 工藤勇一 (@KudoYousan) November 5, 2023
まずは中学1年から高校3年まで、先輩後輩、年齢、性別、経験の差も関係なく、混ぜこぜの多様な学校社会をつくりたい。
Xはあんまり意識的に開かないので、その英語科の先生から「見ました?」という質問があってから見ました。
知っている言葉で言い表すならば、
いわゆる異学年の学び合いですね。
ぼくは昔からこういった学校を理想としていたので、「多様なつながり、本当に大事だと思っているので大賛成です」「自分で考えて動き、いろんな人とつながることの必要性」とかを無意識に話していました。
どうやらその先生もこの考え方には賛成しているようでした。
工藤先生の本もいくつかもっているので、賛成も何もないのですが。
そして、個人的に驚いたのが、「だから先生はああいった形態の授業をされているんですね」とおっしゃられたこと。
あら、どうやら『学び合い』という授業名について言及していないにしても(もしかしたら名前はわからないかも?)、他の先生のソレとは変わった自分の授業スタイルを知っていたようで。
そりゃそうか。
実践してからかれこれもう8カ月目。
それに、その先生が担任している生徒からも自分の授業についての口コミが耳に入るだろうから、知っていてもおかしくないですよね。
「それで、あの授業はどんな感じですか?」と聞かれたので、正直に答えました。
クラスの調子が良い時と悪い時の差があって、試行錯誤の繰り返し。
OHRは学びの雰囲気がどこよりも安定していて比較的良い、などなど。
簡単に話しました。深いところまで話すと逆に避けられると思ったので。
話している感じ、興味をもってくれているような気がします。
「教育の中で自分が大事にしていること」と「なぜ自分がこの授業スタイルをとるのかの理由」を自分から説明することなく、他者から「だからなんですね」と納得していただけるのは嬉しいもので。
あとは目に見えるくらいの爆発的な結果を出すだけなのですが、そこまでにたどり着くのがこれまた難しいです。新規顧客をゲットできるチャンスなのに、なんて生意気なことを考えています。
さりげなく本を紹介しようかしら。
あえての『学歴の経済学』かしらね。