『本当の自由を手に入れるお金の大学』を読んで

先週に引き続き易しめのお金の本をば。週1冊はお金の本を継続的に読んでいこうと思ってます。

こちらの両学長の本は、数年前に一度読んでいますが、やっと重い腰を上げてお金の知識を積み上げていこうとしている自分にはヘビーでなく、本当ちょうどいい本でした。

 

貯める(日常生活における支出の見直し)・稼ぐ(副業や転職)・増やす(投資信託)・守る(詐欺に合わない)・使う(使いどころを見極める)の5つ力を磨くことで、生活を豊かにしていけるよねということがわかりやすく書かれてます。

 

この本を読んで、すぐに通信費(スマホ格安SIMに変更)と保険(火災保険を不動産指定のものでなく、自分で選択したものに変更)を見直したのが3,4年前。

実感はありませんが、確実に「無駄な費用削減分×年数」分のお金が生まれています、実に数十万円分ほど。また、ふるさと納税にも挑戦した年でもありました。

 

今回読んで新たに検討しなきゃいけないなとなったのは「掛け捨ての死亡保険への加入」です。自分の死を考えるのは縁起でもないのですが、子どもができてからは、「最悪のシナリオ」にも目を向け、「資産をどのくらい残すべきか」を意識するようになりました。自分亡きあとも苦労はさせたくないので、妻と相談しながらリーズナブルなものを検討しておこうと思います。もちろんこれからも健康に気を付け、長生きするつもりなので、文字通り掛け捨てで済むと思いますが。

また、ICLの関係で、今年は医療費控除を初めて申請することになります。こちらもいろいろと調べながらですね。

 

 

また、漠然とですが、近ごろは家の購入も考えていました。もともと圧倒的に賃貸派でしたが、自分の周りの人が家を購入していて、これまた幸せそうで、シンプルに「いいなぁ」と思っていました。やはりマイホームにはロマンがあります。

ですが結論としては、「ステイ」です。今じゃないな、と。

 

家という不動産を、現在の自分ら家族がもつことを考えたとき、プラスの面が少なかったです。ローン、リセールバリュー、そもそも今いる自治体に永住するかどうか。そういったものを冷静に見つめれば、私欲に駆られて人生で一番大きな買い物をするのは早計で、少なくとも今じゃないなとなりました。改めて決断できてよかったです。

 

 

最後にお金の考え方について。お金は確かに大事です。

でも、「お金がいっぱいあればより幸せ」なんていうこうとは決してなくて、結局は使い方次第だと思ってます。そのためには自分の「豊かな生活」を再考する必要があります。

たとえば、「毎晩、高級食材に囲まれた生活」じゃなくて、「たまに高級食材にありつける生活」の方が幸福度が高くなるとぼくは思っています。「ぼくの人生、幸せだな」と思えるのがゴールだとしたら、その要となる「満足度」をコントロールできるだけの資金を貯める。余裕ができれば、寄付にも挑戦する。お金はそれくらいあれば十分そうです。

 

「とにかく金ほしい!」思考から脱出できそうな気がしてます。