読書

『図解・ベイズ統計「超」入門』を読んで

以前、『人はどこまで合理的か 上』を読んでいたら、「ベイズ理論」という、初めて聞くものが出てきて、なぜか、ものすごく気になりました。 coffeenchickensalad.hatenablog.com すぐにそれに関する本を購入し読んでみました。 図解・ベイズ統計「超」入門 …

『ポストイクメンの男性育児ー妊娠初期から始まる育業のススメ』を読んで

こちらの本を手に取った理由は、自分の周りの方々がこの本のレビューを発信されていて、気になったのがきっかけです。 ポストイクメンの男性育児-妊娠初期から始まる育業のススメ (中公新書ラクレ 791) 作者:平野 翔大 中央公論新社 Amazon タイトルに「妊娠…

『Chat GPT翻訳術 新AI時代の超英語スキルブック』を読んで

この本との出会いは2カ月前の職員室のパソコンにて。 学校事務が太っ腹なのか、研究図書みたいな感じで各教科の先生に「欲しい本があれば必要事項を記入して提出を」という回覧がまわってきました。 どうせ教科の先生間で読みまわすのだろうと思っていたの…

『人はどこまで合理的か 上』を読んで

この本を買った理由としては、Youtubeかなんかでたまたま観ていた動画に、参考文献として紹介されていたからです。「おもしろそう」と思い、上下巻をすぐに購入し、家に届いたものをさっそく読むかと思いきや、積読現象に見舞われました。 この本と同時期に…

『筋肉を足して脂肪をとる!除脂肪筋トレ』を読んで

アラサーですし、また、自分の生活を見直すのには良い機会なので、読んでみました。 筋肉を足して脂肪をとる! 除脂肪筋トレ 超効率ボディメイキングの本 作者:岡田 隆 宝島社 Amazon 日々、トレーニングはしてますが、独断と偏見と毛の生えた程度の知識で継…

『消滅世界』を読んで

村田沙耶香さんの『消滅世界』を読みました。 消滅世界 (河出文庫) 作者:村田沙耶香 河出書房新社 Amazon 内容はなかなかに濃いもので、「セックス(性行為)という概念が(ほぼ)無くなった世界」「家族の形が完全に変わった世界」について書かれたSFです。 全…

『わたしに会いたい』を読んで

西加奈子さんの本は、数年前に読んだ『サラバ!』シリーズ以来です。 わたしに会いたい (集英社文芸単行本) 作者:西加奈子 集英社 Amazon 短編小説が8つほど収録されている本で、ストーリーはそれぞれ違うのですが、共通のキーワードは何かなぁと読み終わっ…

『学校がアホらしいキミへ』を読んで

タイトルと直感で選んだ、日垣さんの『学校がアホらしいキミへ』という本。 2008年に出版されたやや古めの本です。 学校がアホらしいキミへ 作者:日垣 隆 大和書房 Amazon 100ページ程度しかなく、見開きに収められている字も少なめなので、30分く…

『今日、誰のために生きる?』を読んで

読書好きの生徒に、「先生、この本読んでください!」とおススメされた本。 今日、誰のために生きる? 作者:ひすいこたろう,SHOGEN 廣済堂出版 Amazon 「忙しくしてる先生に読んでもらいたいです!」とのこと。 たまにはこういうのも良いかもと思い、帰宅後…

『公開処刑人 森のくまさん』を読んで

可愛いカバーとタイトルをしてんのに、内容がただただシリアルキラーチックな小説でした。このちょっとグロい感じ、山田悠介さん的な感じあって、悪くない。 公開処刑人 森のくまさん (宝島社文庫) 作者:堀内公太郎 宝島社 Amazon 概要はこんな感じ。 公開処…

『好かれる人が無意識にしている言葉の選び方』を読んで

言葉選びで「好かれたい」とか「モテたい」という下心は1mmもなくて、ただ「言葉ってコミュニケーションの核だよね」とは日々思っています。自分の何気ない一言で相手を傷つけたり、仕事のやる気を削ぎたくはないよねと。 好かれる人が無意識にしている言…

『高校教師のためのアクティブ・ラーニング』を読んで

数カ月前に参加した越後『学び合い』の会で「西川純に質問しよう!」みたいなコーナーがありました。事前のアンケート(Formsだったかな?)があったので、「きっと匿名でできるんだろうなぁ。最近、授業実践で悩んでるし、いくつかしよう!」と2、3つほど…

『汚れた手をそこで拭かない』を読んで

短編小説が5つ入った小説です。 読書に対する集中力といいますか、耐久力がない自分には、こういう短編集が最適なのかもと思ってみたり。 どれもハラハラするものばかりで、特に「埋め合わせ」という章はゾワっとしました。 夏休みのある日のこと、小学校で…

『ただしさに殺されないために~声なき者への社会論~』を読んで

Youtubeかなんかで紹介されていて興味深いと思って読んでみました。 ただしさに殺されないために~声なき者への社会論 作者:御田寺圭 大和書房 Amazon 内容はもうタイトル通りで、「自分たちが正しいと思っていることって実は残酷な事実が隠れてるよね」とい…

『老害の人』を読んで

図書室に配架されていた内館さんの本を読みました。 目立つ黄色、強烈なタイトルに惹かれました。 老害の人 作者:内館牧子 講談社 Amazon 戸山福太郎(85歳)は、代表取締役社長として働いていた株式会社雀躍堂(ゲームの製作販売会社)をとっくの昔に退職…

『怪獣人間の手懐け方』を読んで

久しぶりに箕輪さんの本を購入し読みました。 幻冬舎で編集者をやっているだけあって、ぼくのような常人からしたら「ぶっ飛んでる人」と接する機会があり、そういった方々と仕事をどう進めていくについて書かれた本、とも思えますが、個人的には「社会人とし…

『早朝始発の殺風景』を読んで

読み終わってだいぶ経ってますが、思い出しながら感想を書いてみます。 こちらの本には5つのストーリーが書かれていて、題名はその中のうちの一つです。 5つのストーリーは直接的に繋がっているわけではなく、どちらかと言えばかすっている程度。本の後半で…

『教師のためのChatGPT入門』を読んで

ChatGPTはまだ学校では使えないのですが、授業で生徒に配布する課題プリント用にたまに使います。文法ミスや不自然な表現がないかどうかなど、校正として使ってます。 ただ、「なんとなく」使っているだけでした。 どういう条件でプロンプトを与えればいいか…

『あなたの燃える左手で』を読んで

本を選ぶとき、特に小説に関しては、知人やYoutuberの紹介で「読んでみよっかなぁ」となります。ネット主流のこの時代になると、どうも「ハズレ」を引くことが怖くなります。誰も読んだことがないであろう本を自ら開拓しようとはならないもんで。 時間を無駄…