読書好きの生徒に、「先生、この本読んでください!」とおススメされた本。
「忙しくしてる先生に読んでもらいたいです!」とのこと。
たまにはこういうのも良いかもと思い、帰宅後すぐにKindleで購入しました。
概要は、アフリカにあるブンジュ村が舞台。
なんでも、「幸せがずっと続く200人が暮らす村」だそうで、そこで著者はいろんなことを学んでいく、そんな内容。
アフリカという日本から離れた国にあるブンジュ村は、実は日本人から、その幸せになるためのいろは?を学んだとか。ルーツがここ日本らしいです。
日本人らしさ=幸せ、でも今の日本は幸せではないという皮肉。きっと忘れてしまった、あるいは失くしてしまったんだろうね、ぼくらはどっかのタイミングで。
敗戦・植民地、高度経済成長、科学技術の発展。
そういったものが起こる前の日本から伝わったのだろう。
読んでいるとき、どこかゆったりと時間が流れるのを感じました。「村民はこんな暮らししてて、マイペース過ぎだな!」とツッコミを入れる反面、「でも、ぼくらがせかせかし過ぎた生活を送っているだけなのかも?」と思い直す場面も。
食事をとるにしても、昨日の夜、何を食べながら何を話したか、パッと出てこないもんです。でもここの村民的には、こういうのは「その場にいなかったからだ」と言うそうな。
物理的にその場に存在しているのに、「いない」とな。「心ここにあらず」というわけですか。仕事のこととかで頭がいっぱいになってるのかしら。そりゃ「自分」がそこにいないわな。
そうそう、一番大事なことは、「まずは自分を大切にすること」、これ耳ダコですが気をつけようと思いました。
自分の中にある「喜びのグラス」をまずは満たし、そこからあふれたとき、そのあふれた愛情で人助けなり自分がしたいことをするのが重要そうで、枯渇している状態でやってはただの自己犠牲。どこまでいっても満たされないんだろうなぁって。
性格上、自己犠牲を前提にして自他を観ていたので、もう少し自分を大切にしようと思いました。
Kndleに大量のブックマークとメモ書きをしておいたのに、なぜか同期されないため、今パッと思いついたことを殴りタイピングしました。また何かパッと思い出したら綴っていこうと思います。とりあえず今日はこんな薄いレビューで。
でも、学ぶことは多かったので、紹介しれくれた生徒には感謝です。