半年前に遡りますが、Youtubeの要約チャンネルにて紹介されていた本です。本自体は2008年に発行されていて、決して新しめの本ではありません。ただ、その要約チャンネルを観た際、どこか惹かれるところがあったので購入しました。
また、購入を決めたときの自分の生活のモチベーションが下がっていたのも、購入理由の一つです。あのときは「叶えたいことがあるのに気が進まないなぁ」と悩んでいたのも確かで。でも結局、買ってそれで満足してしまい、ずっと本棚に眠らせていたので、振り返れば、あのとき自分はそこまで悩んでいなかったんだと思います。で、それはマズイよねとなり、今になって読んでみた所存です。
読んでいてわかったのは、自分が置かれている現状を変えたいと言ったり思っていながら(アクションを起こしていても)なかなか変えられないのは、自分が心地よく感じられるコンフォート・ゾーンから抜け出せていないからみたいです。変わりたいと願っていながらも変われないのは、人間に備わっているホメオスタシス(常に安定した状態を保とうとする機能)が働いているからで、それは仕方ないことですし、悪いことではない、本能がそうさせているのだから。それでも、どうしても現状から抜け出したいと考えるのであれば、こうなっていたい「未来の自分」をまずは定め、そこから逆算したときに「今、こうなっているべき自分」との間にあるギャップをしっかり認識し、その「こうなっているべき自分」にコンフォートゾーンをもっていければどんな夢でも叶う、というもの。
かなり端折ってまとめたので一見うさんくさく思えるかもしれませんが、全体を通して読むと「たしかにこれらの工程を踏めば、どんな夢でも叶うというのはあながち間違ってないな」と納得できました。
本に書かれていたことを私生活にほどほどに取り入れていき、自分のビフォーアフターを観察してみたいと思います。
また、本の最後辺りに、こういう系統の本には珍しく、「本当の幸せとは?」について書かれていました。「いろんな人からモテたい」「高偏差値の大学」「大企業に就職」「年収1000万」といった、言ってしまえば「自分の幸せだけを求めて得られる快楽」を追っているうちは低次元で、本当の幸せではないそうです(=奴隷の幸せ)。
「私は自らの臨むまま、何者にでもなれる」という確信に従って現実を変えていける真の自由意思をもって生きることこそ、幸せな生き方につながるとのこと。
妙にスンと腹落ちする自分でした。