変われないなら待てばいいさ。

『学び合い』が万能だとはちっとも思っていなくて、例えば、「学ぶ意味」や「勉強のモチベーション」を見い出せずに、春先から悩んでいる生徒がいるわけで。

 

『』を実践していても、そういった壁にぶち当たる生徒は一定数いるみたいです。

 

今日も一人の生徒から、「勉強のモチベーションが上がらないんです」「このままだといけないと頭でわかっていても身体が動かないんです」と相談を受けました。

その子の仲間が、「いや本当ソレ!」とぼくが思うくらいの、的を得たアドバイスをしても、「そうなんだけどさぁ。。」と腑に落ちていない模様。

 

人が変わらなきゃ!という「危機感的思考」から実際に動き出す「行動力」に繋がるのは、どうやら一筋縄ではいかないもんで。

大きなきっかけがないと基本的には変わらないんだと思います。

 

ぼくの経験から先に申し上げますと、中1の秋まで英語は、特に文法に関してはパッパラパーでした。ただ、当時の英語の先生に、ある授業中にそのことがバレて、なんならクラスのみんなの前でバレて、それはそれは公開処刑もいいところで、赤面必至でした。昼休みに別室に呼ばれ、「さて、どうするよ?」と説教をうけたところ、自然と悔し涙が出てきて、「やってやんよ!」となり猛勉強したら、2、3週間後にあった中間テストで100点満点を取りました。で、気づけば英語は好きな教科、どちらかと言えば得意な教科になり、気づけば今、英語科の高校教員をしているわけです。

 

あらま、そういえば、教員になってからまだその恩師に会ってないですね。

教育実習前に一度お会いしてるのですが、教員になれたことすら伝えてないですね。タイミングを見計らっていざ。

 

話が逸れましたね。

 

これはあくまでぼくのきっかけ。

人ぞれぞれきっかけはあると思います。

 

スティーブ・ジョブズなんかは、自分で始めた会社なのに役員から追い出されて(!)、絶望の淵に立たされていました。でも、ジョブズが新しく始めた会社NeXTがあまりにも魅力的すぎて、追い出した側の会社AppleがNeXTを買い、ジョブズは返り咲きました。で、今の勢いがすごいApple社が生まれたわけですが。

 

ニュートンは木から落ちるりんごを見て万有引力を~、でしたっけ?諸説あるので不確かですが。

 

他にも、誰かの死が自分を突き動かした、もありますね。

 

何が言いたいかというと、先ほども申し上げたとおり、人が変わるきっかけは人ぞれぞれ。タイミングも人それぞれ。きっかけに気づくかどうかも人それぞれ。何なら気づかないまま人生終わるかもしれないわけで。

 

自分で自分を変えることができないなら、そういったきっかけを待つしかないのだと思います。

でもそういったきっかけを誘発させるポイントはあると思っていて、「多種多様な人的つながり」だと思います。

いろんな人と触れ合ってれば、何かしらビビっと来るきっかけは生まれるんじゃないかなと思ってます。「打てば当たる」的な考え方です。

 

人生ってきっとそんなもん。