戦国三英傑と自分の授業実践

高校時代、世界史や日本史の歴史はしっくりこなかった。

学問として楽しいとは思えなかったし、ただの「入試で必要な暗記科目」としか思えなかったので、日々の学びが本当につらかったです。楽しくもないものをなんで勉強しなきゃいけないんだ、と。

 

でも、大人になってからいろんな本を読むようになって、起業家や作家、大学教授は孫氏の兵法をベースにした考え方でプロジェクトを進めていたり、偉人の失敗談を判断材料にして苦難を乗り越えていたりすることがわかりました。

こういうときに歴史の知識は役立つのだなぁと思ってみたり。

 

個人的には、人間が「同じ過ちを繰り返さないための学問」というイメージが強いですが。

 

歴史は苦手と言ってますが、戦国時代はなんとなく好きです。弟とよくプレステ2で『戦国BASARA』をしてましたし。かっこいいなぁくらいのミーハーですが。

数多くの武将達がしのぎを削り領土を取り合った戦国時代ですが、天下統一を目指した3人の戦国武将「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」は実に印象深い。

 

中でもホトトギスの詩が。

戦国三英傑の性格を端的に表した俳句で、幕府の儒官で大学頭家の林述斎から「個人の善業、嘉言はこれを記し後世に伝えるべきである」と進められつくられた随筆集の中にあるものだろうな。

 

「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」 (織田信長

「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」 (豊臣秀吉

「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」 (徳川家康

 

自分の最近の授業スタイルは、秀吉と家康中間くらいな気がします。

 

生徒に「勉強をさせよう」と熱い声かけをしつつ、課題をちょっと集めて添削してみたり。

一方で、介入し過ぎないようにもしています。「動く動かないは君ら次第」と一任してるといいますか、もどかしいですが待ちの姿勢で見守ってもいます。

 

「鳴かせる」スタイルはどうしても「教師ありき」感が強くて、好かんです。

かといって、待ち続けても一向にアクションを起こさない生徒集団でもあるので、鳴かせるために教師が動かなくてはいけない場合もある。

 

一貫はなかなか難しいです。

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