『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』を読んで

先週、家の近くの図書館(分館)に行き、図書カードを作成しました。

 

これまでは読みたい本があったら、メルカリやブックオフで購入、たまに学校の図書室で借りるというスタイルを取ってきました。でも、中古とはいえお金はそれなりにかかること、育休中は学校の図書室に行けないことを考えると、近くの図書館を利用しない手はないなと思いまして。

 

分館なので中心街にある大きな本館ともちろん提携しています。読みたい本をネットから注文すれば(予約者が他にいなければ)遅くとも1週間後には分館に届けられるのは本当にありがたいです。これからもどんどん利用していきたいですね。

 

 

家の近くの分館は小さく、蔵書数もあまり多くはないのですが、たまたま目に入った原田ひ香さんの『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』を借りてみました。小説はいつぶりだろう。調べてみたら3月下旬以来だそうな。

全部で6話の物語が収められた短編小説。

 

どの物語にも共通しているのは、「実家を出て、家族と離れて暮らしている主人公」です。

 

手紙や仕送りを通じて家族とつながる、そんな心温まる感じ。また、グルメといいますか、食の描写が意図的に盛り込まれていて、読んでいるときにお腹が空きましたし、「自分でも作ってみよう」と思うシーンがちらほら。岩手のおやつ「がんづき」は簡単そうなので、時間見つけて作ってみようかしら。

 

 

仕送りと言えば。

高校卒業後に実家を出て、かれこれ10年以上経過しました。

 

 

大学生~大学院生の期間は、年に5回ほど実家からお米をはじめとした食料物資が届けられました。缶詰、スポーツドリンクや青汁の粉末、何種類かのスナック菓子、パスタやカレーのレトルト食品が箱一杯に押し込められてました。干し餅なんかは好物だから特に嬉しかったな。

 

何が入ってるかは箱を開けるまでわからない、あのお楽しみボックスがとにかく好きでした。

 

今はどうだろう、それなりに大人になったということもあり、仕送りというものがめっきり減った気がします。逆に自分から送ってます、母の日なんかになると。お手製のものではなく、ECサイトから直送ですが。

 

「たまには欲しいかな、仕送り」と甘えてみよう、嬉しさを求めて。