今日は市議会の傍聴に行ってきました。社会人になってから「裁判の傍聴してみたいなぁ」とずっと思っていて、「でもその前にまずは市議会を」なんて考えていました。まあ、市議会に行ってみようと思ったきっかけは、やはり安芸高田市議会がでかいですが。
いかんせん、こういった傍聴は平日のみ可能で、働いているとどうしても行けないもんです。もちろん年休を取って行くこともできるのですが、わざわざ自分の授業コマを教務部に動かしてもらうのもなぁと、優先度、緊急度で言ったらそこまで高くないのも事実で。
でも比較的ゆとりのある育休中の今なら、「この時間帯は子守お願い」と妻に頼めば済むので、今日は満を持していざ市議会【一般質問】の傍聴へ。
市議会は1日かけて行われます。10時~スタートでおそらく16時くらいまで行われる模様。ぼくは10:00~11:30まで傍聴しました。傍聴席からは市長をはじめ、ある意味直属のボスである教育長、それぞれの部局の長、議長の30名ほどのお顔が確認できました。
質問席を挟んで傍聴席側に35名の議員が着席していました。
感動こそしませんでしたが、「こんな感じなんだぁ」と実際に自分の目で見ることができてうれしかったです。
議会の内容は、人口減少の対応について、小・中の不登校について、選択別夫婦別姓についてなどの議員からの質問に対して、市長や部長が丁寧に答える感じでした。
質問内容や答弁内容は、傍聴者や報道記者を除いた議会出席者手元の資料(議員のみなさんはタブレットを使用)で確認できるようになっていました。言ってしまえば「資料通り」の進行、質問、答弁といった感じです。
安芸高田市議会を勝手にイメージしていたので、議会中エキサイトがなくやりとりが淡々と行われていたのには少し拍子抜けしました。でもこれが正常なのかもしれません。
ぼくの場合、すべてに思うことですが、「資料通りに進行=やる意味ある?」と思ってしまう派です。それこそ、講演会や会議などで、配付されたものを各自で読んで済むものにわざわざ自分の時間を割く理由が皆目見当つきません。台本ベースは演劇や映画などのそういったエンタメだけでいいのにと思ってしまうのです。
そういった講演会や会議は、最低限必要な知識、背景、状況をあらかじめ理解した上で臨むべきもので、本当に考えるべきことだけ、議論すべきことだけに時間を割く方が効率的で大事なのであって、と思ってしまいます。
とは言いつつも、市議会のような「市民に開かれた議会」を目的としている場所ではそういかず、むしろ資料のような台本は避けられないのが現状なのかなとちょっと考え直してみたり。ケースバイケースてこういうことだよ、と頑固な自分に言い聞かせることができました。
ただ、もっとこう、良い会議進行法はないのかなと模索してみたい気もします。それこそ、こういった市議会のような大きな会議で、慣習にとらわれない、かつ会議の外側にいる人達にも思いやりのある進行ってなんだろうなって。
今回は市議会の雰囲気を味わえてよかったです。次はいざ裁判所へ!