呼ばれたいように呼ぶでいい

これまで2校の学校にて勤務してきましたが、どの学校でも共通して、生徒を呼び捨てすることなく、「苗字+くん/さん」で呼んでいました。

呼び捨てはおそらく、ほぼしてないです。

2回以上呼んでも反応がないときなどは、大きめな声で呼び捨てはしましたが、基本的にはしないようにしてます。どこか高圧的な感じがして、どうしても呼べないようで。

あだ名でも基本的には呼びません。

 

ただ、学年の中の数名の生徒には、「周りがそう呼ぶから自分もそう呼んでおこう」となっていた子がいて、そういう子にはぼくもあだ名呼びしてました。

 

そのスタイルで良かったと今でも思います。

 

200名の生徒の顔と名前を一致させるには、不変的な名前をまずは覚える。郷に入っては郷に従えではないですが、生徒に応じてあだ名呼びもする。

これが一番というか、無難でした。

 

最初にあだ名で覚えてしまうと、そのあだ名呼びしてない先生が正式名称で大事な話を始めたり進めたりした場合、ぼくが咄嗟に反応できなかったと思うので。

 

でも今思えば、どう呼んでほしいか、せめて自分のクラスの生徒くらいは個人的に聞いておき、リクエストに応じて呼んでおけばよかったなぁと振り返ります。

まあ、余裕がなかったのでそうはいきませんでしたが。

 

自分が大学院生だったころは、ゼミの指導教官に「どう呼んでほしい?」と最初に聞かれ、「そのまま下の名前で呼んでいただければ大丈夫です」とお願いしました。なので、ぼくは特に面白味のない名前で2年間呼ばれ続けました。

ゼミ生の中には「ちゃん付け」を要求してた人もいましたが、それはそれで微笑ましかったです。そういえば現職には「苗字or名前+さん」という独自ルールがあったな。

 

 

昨年度1年間過ごして思ったのは、「生徒のフルネームは勝手に覚えていく」です。

 

授業、成績処理、生徒との雑談など、日々の生活の中で勝手にインプットされていくので、あだ名&フルネームの2種類どちらにも対応できる脳になっていたよなって振り返ります。

 

年度当初は「名前覚えれるかな」と不安でいっぱいでしたが、あんまり気張っていかんでもよかったし、あだ名で呼ぶという、ゆとりというか遊び心というか、文化・ポリシーはあってもよかったかもしれません。

 

次年度以降、そうしようと思いました。