先日行われた実力テストの成績処理をしてると、Excelにバグが生じてることを定時過ぎに発見。
あり得ない数字が表示されていて、生徒の成績個票が出さないぞと焦る。明日にでも渡せたらと考えていたが、厳しいか。
Excelに詳しい先輩教員に相談。
ぼくはExcelが本当に苦手なため、最後の最後に自分では何もできないとわかれば、いつもこの方に相談をしている。それでも、数ヶ月に一回あるかないかの相談頻度。
「なるほど、確かにあり得ない数字出てますね。では一旦、SUMでその総人数を出してみてください」と指示があった。
「SUM」というものがどういう機能を持ってるかはわかるのだが、その機能を発動させるためにはどういう段取りを踏めば良いか、実はスパッと思いつかない。
マウスを意味もなくガシャガシャ動かして、「今からおれはSUMをやってやるんだ」感を出しましたが、誤魔化してる自分がみっともないなぁと途中で気づく。
「SUMて…(苦笑)」
という言葉が漏れた。
「先生〜、SUMですよぉ」と煽られ、そこで選手交代。その先生のパソコンで操作を見守りながら説明を受ける。
結局、そのバグはかなり複雑で、その先生でも直すことが難しいとわかり、明日、情報系スペシャリストにお願いすることになった。
それでも、先輩教員から基礎を丁寧に教えてもらったり、Excelを克服するために何から始めればよいかなど、いろいろ教えてもらうことができた。
この流れ、中1の秋を思い出す。
今は先生として、普段から授業をしたり、英検のライティング添削をしたりと、「The英語教員」なわけですが、中1の秋まではそれはそれは見るに耐えない成績をおさめていました。
A~Zの暗記ですら周りの子より遅れをとっていたし、動詞と名詞の違いだってわからなかった。
そんなときに「be動詞事件」が10月の半ばに起きた。早い話が、授業中に「じゃあここやってみろ」と言われた問題がサッパリだったこと。
「4月からなーんにも理解できてない」事実が、先生とそしてクラスのみんなにバレたんです。恥ずかしかったなぁ。
「英語できないんだよねぇ、へへへ」というキャラじゃないから、クラスの子も、「え、コイツbe動詞すらわからんの?」となったはず。
恥ずかしさと悔しさでむっちゃ勉強したら2週間後の中間テストで100点をとったのをきっかけに、英語に興味を持ち始めたって話。
今日のExcelの件も、それに近かったと思う。周りに何人か先生がいて、「え、これもできないのか」という雰囲気があって、恥ずかしくもあり、悔しさもあり。