悪しきものをゆくゆくは排除したい

3連休はそれなりに満喫できています。

 

本当は昨日模試監督で一日拘束されるはずだったのですが、他の教員から交替してほしいと依頼があったので、「どうぞどうぞ!」と譲りました。模試監督は一応、それなりの手当てが出るらしいのですが、時は金なり、お金と同等、あるいはお金以上に自分の時間の方が大事とぼくは考えているので、逆にもらっていただいてよかったです。

 

とはいっても、先日行われた実力テストの採点に時間を割いています。

いろいろやりたいことがあるのに、学校関係の仕事が自分の貴重な週末に浸食してくる、腹立たしいことこの上ないです。そうこうしているうちに期末考査の問題作成が迫ってきます。なんなら今日明日でだいたいは作ってしまおうと考えています。で、また採点がやってくると。

 

実力テストの採点をしていますが、全体的に、生徒が対策をしてこなかったことがわかるくらいの点数の悲惨さ。生徒を責めるつもりは一切ないです。というのも、このあいだ中間考査を終えたばっかりでそのあとすぐに実テ。昨日は模試。再来週には期末考査

 

範囲は普段出している課題から8割、初見問題2割。

課題を集めるのは教師・生徒双方に負担がかかるので、「隔週で行われる小テストの結果で評価つけるよ」という方針にしています。だから課題の進め方は生徒の自由。

やらない生徒は付け焼き刃方式で直前に生徒同士で相談し小テストに臨みますし、事前にしっかりやっている子は小テストの点数もいい。

 

普段の課題の内容が頭に入っていれば解ける問題が8割ですが、それでも丸付けをしている手ごたえ的に、「さて、どうでしょう」なのが正直なところ。

 

生徒はテスト三昧でお疲れでしょう。こんな環境下での実力テスト。対策のしようがないですし、成績に直結しないテストとわかれば(←びっくりですよね)そりゃ手を抜くし、本当の意味で「自分の実力」を武器に臨んだ結果だと思います。

 

自分がこの学校にいる間に、実力テストは廃止の方向に向かわせようと思います。せめて、年1回におさえたい。

この実力テストの結果をもとにどうこうしようというアクションが学校にないのも気がかりです。いろんなテストを生徒が受けてりゃ教師もその分、課題や授業を考慮する必要が出てきます、それも普段の授業と並行して。

負担がでかすぎます。

 

それなら、定期考査や模試にフォーカスして丁寧に対策・フォローした方が確実に成績は今より伸びると思います。「教育とは何か」という観点で言うならば、ぼくからしたら対処療法に過ぎませんが。

 

きっと、何人かの先生もこの事実に気づていると思うんです。ただ、動き出したら止まらない、それが組織。言ってしまえば、簡単に制御ができない暴走機関車なんです。

 

「今のままじゃダメだしこの状況を変えたい」と思う人を増やしていきたいです。