クレヨンしんちゃんの映画 11作品を観終えて

7月末からコツコツ観ていたクレヨンしんちゃんの映画ですが、11作品でストップ。

 

そもそもなぜクレヨンしんちゃんを観だしたのか。早い話が「突然観たくなったから」ですが、改めて「なんでだっけ?」とそのきっかけを探ると、『「子どものときに観た」と「大人になってから観た」とでは、感じ方がだいぶ違うんだろうなぁ』という推測・好奇心からだったのでは?と今では思います。

 

 

11作品にしぼった理由は、「子どもの頃に観て、特に記憶に残ったもの」「観ようと思って結局観れなかったもの」「しんちゃんの声優が変わる前のもの」「コンプラが緩い時期のもの」を条件にしていたからです。

 

 

子どもの頃に観たものは結構頭の中に残っていて、キャラクターのセリフや動き、展開など、そのシーンが近づくと鮮明に蘇えり、無意識に口ずさむということが何度もありました。作品によっては、20年以上前のものもありましたが関係ありませんでした。自分でもビックリしています。そんな自分の姿を見て、妻は「感激とドン引きのちょうど境目」という微妙な心境になったかと思われます。

 

 

備忘録用にそれぞれ簡単に感想を書いておこうと思います。

 

 

第1作 アクション仮面vsハイグレ魔王

1993年が制作年(!)ですって。1作品目からしっかりお笑い要素が組み込まれていて、流石しんちゃんだなと感激。時空の話が出てきていたが、幼少期に理解できなかったのはそのためかと納得。

 

 

第3作 雲黒斉の野望

これがいちばんTHE時空!タイムパラドクスなどにもしっかり対応してるのがすごい。アッパレ戦国大合戦と重ねて観ると、何か繋がりを感じる。

 

 

第4作 ヘンダーランドの大冒険

映画シリーズ唯一のホラー系。作品全体を通した印象を色で表せば「紫」「黒」「ダークなオレンジ」、そういった暗く虚しい雰囲気があった。拉致られた両親をしんちゃんが連れ戻しに行く姿に、たくましさを感じた。世界観はほんと不思議な感じ。終わり方も「これで終わり?」となりました。構成的に盛り上がり方にちょっと違和感あり。かといって決して駄作とは思えない、良い意味で訳アリ作品。

 

 

第6作 電撃!ブタのヒヅメ大作戦

ぶりぶりざえもんが生まれたエピソードには「こうやって生まれたのね」となった。ぶりぶりざえもん主演の回想?紙芝居のシーンがうるっと来ました。

 

第7作 爆発!温泉わくわく大決戦

温泉というテーマでここまで壮大な物語を描けるなんてすごい。そして家族vs悪党のシーンは激熱。しばらく温泉入ってないなぁ。

 

 

第8作 嵐を呼ぶジャングル

爆笑シーンが多かった。後半のアクション仮面としんちゃんの協力シーンは本当腹抱えて笑いました。男子は間違いなく笑うと思います。

 

 

第9作 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

言わずもがなの名作。「過去」を偲ぶと「現在」が置いていかれちゃうから、ほどよく過去の良い思い出には浸りたいですね。「父ちゃん、おらがわかる?」

 

 

第10作 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

これも名作。最後のシーンは、やっぱり涙目になっちゃうなぁ。過去はどうがんばっても変えられない、変えちゃうと未来がなくなるから。それゆえのあの有名なオチなんだろうなぁ。

 

 

第11作 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード

家族の焼き肉への執着心がすごい。爆笑シーンが多かったなぁ。

 

 

第15作 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!

飼い犬のシロにフォーカスした物語。なんだかんだで、シロはしんちゃんが好きだよね。

 

第22作 ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

ブログにも書きましたが、家族としては「何でもできる父」が良いのか、「ありのままの父」が良いのか。最終的に選ばれるのはどっちなんでしょうね。

 

 

どの作品も共通して「家族」「親と子」がテーマになっています。子を持つ親はうるっと来るシーンが多いのかなぁと。我が子が大きくなったら、ここからさらに厳選したものを一緒に観ようと思います。