部外者だからこそできること

高校で働き始めてからもうちょいで一年。「結構縛りが強いな」と思うことが多々あります。自由さが、自分が思ってたのと違いました。

 

特別支援学校で働いてた3年間は、自分から見たらどうも特別支援教育が「過保護教育」にしか見えなく、制限の比較的少ないであろう高校に早く異動したい気持ちでいっぱいでした。

 

でも、いざ高校で働き出すと、「おや?」となるシーンが多いこと多いこと。

今の自治体とは縁もゆかりもなく、「高校」の比較のしようがない。「高校はどうあるべきか」みたいな基準について考えにくいわけです。

 

10年前の自分が高校生だった頃と比較するしかないわけですが、「ここまで教員がしなきゃいけないの?」と感じることが多いです。

 

もっと放任主義的でいいんじゃないの?とぼくは思ってしまいます。住む場所が変われば価値観も変わるし、時代が変われば子どもの特徴も変わるのですが、それでも任せるところは任せないと育つもんも育たんよ、と外からやって来た部外者の自分は思います。

 

校内研修が行われて欲しいです。勤務先ではほとんど行われていません。

そこで、部外者から見た「ここがヘンだよ、この学校!」的なコーナーを設けていただければと思います。刺激的な時間になるはずなんです。

 

「こうしなきゃいけない」と思われていたものが、部外者からの「それしなくても大丈夫ですよ」という発言で見事に崩されるわけですから。もちろん根強い価値観や教育観はすぐには変わらないだろうけど、「井の中の蛙であることを知る」という機会が与えられるのはデカいんじゃなかろうかと思うわけであります。