ムードメーカーが動いたとき

比較的、地頭の良い生徒がいます。

ただ、勉強をしないから、成績が他の子より劣りますが、この間の期末考査では、少ない勉強時間でまあまあ良い成績を叩きだしていました。もちろん特定の教科のみ。

 

呑み込みが早いです。

勝手なイメージだけど、1教えれば6~8くらいの結果を出すそんな感じ。

 

でも、頑なに勉強をしない、非常に惜しい面があります。

 

そういう子には「とにかく勉強しろ」という指導はしなくて、「君は地頭が良いから、むちゃくちゃ勿体ないんよ!」と褒め殺してます。

「今から勉強に本腰を入れれば大学受験はわりとなんとかなると思う。でも、3年生になってからだとちと怪しいかな」と話す、そんなスタイル。

 

「まあそうっすよねぇ」と照れを隠す。

「でもあえてやらないと」なんて返してくる。

と言いつつも、「今日から勉強始めたんすよね」と事実を話してくれる。

 

素直な子だから、「やれるときにやろうとは思ってます」と言いながら、裏でやってるような気がします。で、「おい、お前なんか成績良くなってんじゃん!」と周りが騒ぎ出す。「あの勉強嫌いのあいつが?!」となり、周りもこうしちゃいられないと慌てて、そしてクラスが,,,と勝手にベストなシナリオを妄想してます。

 

クラス内でのキャラを振り返ると、なかなかの起爆剤であるのは間違いなくて、刺激に期待してます。周りがどう感じるか、その反応が楽しみです。

ま、これはその生徒が「本領を発揮した場合」の話で、自分の妄想に過ぎません。

 

ムードメーカー的な存在が、教師が望む方向に舵を切った瞬間。

生徒たちを取り囲む授業や学校生活にどういう影響が生まれるのか。

おもしろい雰囲気が生まれるに決まっています。

 

今年度中に見れたら嬉しいですね。