送別会という飲みにケーション

昨日は勤務先の送別会がありました。

ネットニュースでだいたいは確認済みでしたが、10人ほど離任されるそうです。高校って入れ替わりが激しいなと思いました。昨年度もだいたいこれくらいだったようですし。

 

自分が前勤務先を出るときは、自分含めて4人程度。でも、その前の年は13人いたので、どっこいどっこいと言いますか、学校という場所はそういうところなんだなと気づかされます。特異的な空間です。

 

送別会はなかなかタイトなスケジュールで、離任される先生方全員とお話しすることはできませんでした。最初のあいさつや離任される先生方の紹介、そして中盤の1人3,4分程度のお話などいれると、本当に、立ち歩いてお話ししにいく時間はありませんでした。それに、ぼく以外の先生方もお話しに行くので、競争率ったらもうどこぞの国公立大学の入試倍率よりも高いです。

 

礼儀で言えば本当は待ってでも行くべきなんでしょうけど、いつも通り途中で「もういっか」となり、巡業するのはやめ、席で飯を頬張ってました。おにぎりのお茶漬けが旨かったです。

でも、こういった歓送迎会で繰り広げられる飲みにケーションには、昔から違和感をもっていて、「祝いの気持ちよりも気を遣うことを優先しなければいけないシキタリ」にはどうも馴染めない。なぜビール瓶をもって注ぎにいかなければならないのだろうと。どうしてターゲットの相手のサイドで待ち伏せしなければならないのだろうと。

 

ぼくはビール瓶など持たずに、話し相手がいなくなった隙を見計らってお話ししに行きました。支障はなかったし、終始楽しく、充実した会話をすることができました。

 

落ち着いて食事をとりたい(であろう)人に、矢継ぎ早にどうもどうもと、お腹いっぱいかもしれないのに飲み物を注いでは暗黙の了解のもと飲ませる雰囲気が生まれるあの感じが、ぼくにはどうもできそうにないです。

 

礼儀だ、作法だと言われましても(もちろん職場の人に言われたことはないし、許容されている雰囲気すらある)、その押しつけはよしてよと内心思うわけであります。

 

時間的制限、会の段取りなどをちょっといじれば、文化が変わり、別の楽しさが生まれるのかなぁなんて思ったりしてます。

 

何はともあれ、離任される先生方、1年間ありがとうございました。

またどこかでお会いしたときはよろしくお願いいたします。