模索の年度

今日は高校入試前日ということもあり、2限まで通常授業、3限以降は大掃除して終わり。

生徒は12:30には完全下校という、なんとも羨ましい日課。明日から月曜日まで、入試関係でお休みのため、突如現れた5連休。

 

教員は、試験監督や採点業務があるため、土日を除いて通常勤務です。

 

生徒が学校にいないってだけでもだいぶ楽ではありますが、やはり休みは欲しいもので。もうちょいで終業式ですし、ここはグッと堪えたいものです。

 

そうそう、明日の試験会場づくりをクラスの生徒ら10名を無作為に選んで行いました。

仲良くしてもらってるベテランの教員と自分が指示をする形。

 

ぼく自身、高校入試の教室づくりをしたことがないので、マニュアルに書いてあるとおりにやったつもりでいましたが、そのベテランの教員が来た時、「まずは掲示物や時計、黒板のチョークの処分からやらないと。まずはそれが終わってから作業に移ろう」という指摘を受けました。

 

先見性がなかったなぁと自分と反省。

 

そして、クラスの生徒は担任である自分が若いということもあり、ちょっと舐めてる部分もあったりします。もちろん、若さゆえのメリットもあるのですが、状況によっては「若いからだぁ…」と悔やむこともあります。

 

そのベテランの先生は、オンオフがしっかりしています。オンのときは、だらけやすい生徒もその先生の雰囲気に圧倒されてビシッと気持ちを入れ替えてテキパキと動きます。

「そんな感じで動けるんだ」とびっくりするくらいに。

 

となると、自分の前ではだらけても許されるという認識が生徒間にはあるんだなぁと思うと少しばかり落ち込みます。

この1年間を振り返ると、時折ゆるさが出て、生徒に拡大解釈させる隙間を与えていたなぁと、思い当たる節を掘り返す。統一感というか、一貫性がなかったです。

 

自分にはこういうところが足りないんだよなぁ、と年度末に反省。

「ゆるい教員」止まりなところに嫌気がさしますもん。ゆるさと緊張感をバランスよく兼ね備えたいと強く望む今日この頃、というか昔から目標にしていたのに。

ゆるさが全面に出てしまうことが多々あるので、正していきたいものです。

 

ただ、歳を重ねていくと、貫禄による威圧感が自然と出るもんなので、時間の問題ではあるのですが。

 

今年度は、教師としての新しい自分の「模索の年」と名付けよう。