教え子のほっこりニュース

さきほど、前勤務先の特別支援学校の元同僚からLINEがきました。

 

どうやら、昨年度まで担任していた自分の教え子が英検初受験で合格したそうです。今は高3で、合格した級は5級です。級で言ったら中1レベルですが、その生徒の特性等を考慮すると、むちゃくちゃ快挙です。決して英語が得意というわけではなかったですし、わからない問題に直面すると頭が真っ白になり、何も答えられなくなるタイプの子でした。

 

彼女が英検を意識し始めたのは確か去年の11月頃。

 

なぜ英検を意識し出したのかはわかりませんが、何かしらの「自分が頑張った証」を形に残したかったのでしょう。自信を失くしている時期でもあり、いろいろと相談に乗った記憶があります。

ぼくがしたことは、オリジナルの課題プリントを2,3日に一回程度つくってあげてました、宿題として。もちろんやるやらないは本人にお任せ。

お任せなのに、ちゃんとやってきて、次の日には提出してくれてました。

で、彼女がわからなそうにしているところを放課後や休み時間に解説して、の繰り返し。あの日々が今ではめちゃ懐かしいです。

 

異動前の2月ころに、「今年の10月に受験して、なんとか合格したい」と言っていたので、まさに有言実行をしたんだなと感心しております。「やるときはやる」系の生徒だったんですが、相変わらずで安心しました。その調子で就職も決めてほしいですね。

 

来月、彼女が所属する部活の大会があるそうで、ちょうど予定が空いていますし、観戦ついでに努力と成果を讃えてこようと思います。

 

教え子がこうやって結果を出しているのに自分はどうかと問われると「・・・」なのが正直なところ。非常に悔しい気持ちになりますね。自分も何か形に、あるいはみんなに知ってもらえるような成果を生まないと教師なんてやってられないですね。

 

まあまあ言うてますが、ここ最近で一番うれしかったニュースです。本当におめでとう。そして「学校」という枠組みで見れば、今週、一番心が躍った瞬間でした。

 

異動してから、自分はどんだけ心にゆとりのない生活を送っているんだろと思い知らされる瞬間でもありました。ま、時間や慣れの問題ですね。

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