いろんな違和感を味わう1日

特別編成週間のため、来週まで授業が45分間となっています。

 

5分早く終わるのは、正直なところ、体力的に嬉しいものです。

 

そんな今日は自分の授業で、いろんな違和感を覚えた日でした。

 

1つは、新しい単元に入り、少しばかり複雑な内容になるため、自分の口から説明をする時間を設けてみてもいいのかなぁと思い、久々に一斉授業形式をしてみました。

すべてが『』で対応できる、と心の中では思っていながらも、環境や状況によっては「マシ」になってくるのは変わってくるとも思ってます。

使い分けが大事だよなぁと。

それに、夏休み明け初っ端の授業をするクラスだったので、あえて一斉授業をしてみてもいいのかなぁと思いました。

たぶん、ラクをしようとしたんだろうなぁと思います。

 

一斉授業は楽しいしラクなので、なんやかんやでそちらの誘惑に負けてしまったのだろうと振り返ります。

 

かと言って、THEエンターテイメントと言えるような授業準備はしてないので、華やかさはなかったと思います。

 

それでも、生徒からのリアクションが小さいけれどもあったし、ぼくが熱弁するポイントにほとんど人が顔を上げてふむふむと聞いていたので、「あ、一斉授業ってやっぱ楽しい」という違和感を覚えました。

違和感というより、これは自然な感覚ですね。

 

 

もう一つの違和感は、別の授業で。

 

アクティブラーニングとはいえ、人と話せる環境になると、授業と関係ない談笑をするのが健全なのですが、「ちょっと談笑に花咲かせ過ぎじゃないか?」と心配になることが4月からありました。

 

「学びやすい環境をお互いに意識してつくっていくことが大事だよね」「周りの人がどうなってようと、自分たちさえ良ければいいという思考はまずいよね」なんてことを適度に語ってましたが、大きな改善が見られなかったのが3日前の月曜日までの話。

 

今日は、そんな日々とは打って変わって、意味のない談笑は消え、みんなが集中して課題に取り組んでいました。「なんでこうなるの?」「ここはね、」というやり取りがいろんなところでポコポコあったり、勉強に関係のない談笑に一瞬入ったとしても「よし切り替えよ」と仲間に呼びかけたりと、お世辞抜きでものすごく良い「学びの環境」が、ここ数日続いています。

もちろん、「完全体」とは思っていなくて、これからまだまだ集団として伸びる余地はあるので、今後に期待したいです。本当の意味で全員理解にはまだ届いていないですし。

 

でも、集団としては大進化。

何がそうさせたのかは全くわかりません。

 

原因を探ったところで、キリがないと思います。「あれが要因だ」「たぶんあの一言が響いたんだ」と自分の言動が何かしらの効果があったかもしれません(あったらあったで嬉しい)。ただ、教員の認知の範囲外で、生徒は生徒の生活と時間があります。それも、一人一人の生徒に。どういう作用が働いたかなんて、見当もつかない。

 

そのため、「探るのはその辺にしといて、とりあえず、進み続けましょう」と自分に言い聞かせることにしました。

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