クラスTシャツはプライスレス

学祭が来週に迫っているわけですが、今日、クラスTシャツ、通称クラTが学校に届けられました。

デザイン、見積、注文、集金等すべてをクラスの生徒が行い、ぼくは最終的な集金額のチェックと、事務に「代引きなのでこちらのお金を渡してください」と頼んだだけ。

 

自分の高校生時代のクラTの注文が、どんな風に行われていたかわからないけど、「さすが高校生だな」と感心しました。集金ミスも全くなかったのもすごいなと思いました。

高校生はある程度自立しているから、教員として「身の回りのお世話」に注意しなくていいのが自分の性格に合っているなぁとつくづく思います。

 

高校生の頃、「自分は将来なにやっているんだろう」とときどき思うことがありました。高2あたりでしょうか。

「どうせ県外の大学行くでしょー、どこかしらの企業に就職するでしょー、可能なら教育関係がいいなぁ」なんてぼんやりと夢を思い描いていました。

クラTを着ている当時の担任を見て、「先生自身の名前がプリントされているシャツ、どんな気持ちで買ったんだろう」と、夢と関係のないことを思いながら。

 

 

今、高校で教員をしている自分。

自動的にクラTを購入しました。

 

届いたシャツを広げると、理系クラスということもあり、よく分からない数式が書かれているデザイン。そして、自分の名字が丁寧かつ大胆に書かれている。

 

「先生自身の名前がプリントされているシャツ、どんな気持ちで買ったんだろう」に対する答えは、「学校行事でしか着ないんだろうなぁ」「ゆくゆくはパジャマ行きだろうなぁ」「1000円台なら、ま、安い方か」ですね。

 

「先生自身の名前がプリントされているシャツに対する率直な感想は?」と質問されたら、そうですね。

 

「家以外のプライベートでは絶対着ることはないけど、自分の名前とクラスの生徒の名前がプリントされたこのシャツ、これはこれで嬉しいし、これからもずっと大切にすると思う」でしょうか。

初高校教員×初担任となると、やっぱ価値はあるよなぁと。

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