まずは好きでいることから

自分が学生の頃は、なんら特別なことではないのですが、部活動に所属してました。

 

小学校と中学校は野球、高校では、何を血迷ったのか、闘球部と書いてラグビー部と読む部活に入部、一応キャプテンも務め上げました。

 

でも、当時を振り返れば、心の底からそれらの部活を楽しんでいたかと問われれば、「それはないっす」と真顔で即答すると思います。

 

監督・コーチに怯えながらプレイする日々だったので、生きた心地がしなかったというか、本当の意味で「スポーツを楽しむ」という目的を達成することができなかったよなと、今でも思います。

雨が降って「休み」「自主練」となれば、雄叫びを上げてましたし。

 

ミスに厳しく、積極的な失敗を許される環境ではなかったから、監督・コーチの顔色を伺いながら時間を過ごす、そんな環境でした。

トップダウンそのもので、楽しめなかったのが本音です。

 

先輩や後輩は最高で、シンプルに好きでした。

ただ、その競技を好きになれなかったわけで。

 

大学の頃は監督やコーチが存在しない、バレーボール部に所属しました。

半分サークル、半分部活、そんなコミュニティ。

 

経験者や先輩から教えてもらいながら、基礎をある程度習得し、試合にも出れるようになり、気づけばこれまで経験したものの中で一番好きなスポーツになってました。

 

監督・コーチの顔色を伺う必要のない環境。

それだと「締まらないんじゃないか」と思われるかもしれません。

「強制する人がいないから、自分自身に甘えて、伸びないんじゃないか」と。

 

個人的には「いや、そんなことはないですよ」と言いたいです。

 

経験者や先輩の期待にこたえたい、周りからのプレッシャーに押し殺されたくない、あの先輩みたいにかっこよくプレイしたい、同じ未経験者に置いていかれたくないとか、そういう感情が自然と働いて、むしろ自主練するようになりました。

早めに体育館いって部員と対人(野球で言うキャッチボール的な練習)をしたり、ネットを早めに張って1vs1をしたりと、自主的に体を動かしてました。

何より、バレーの楽しさに没頭していました。

 

練習自体、週2回の3時間/日だったため、良い結果はこれといって残せませんでしたが、それはそれでよかったと思ってます。練習の質を見直したり、練習回数をもうちょっと増やせていれば、結果は必ず出ていたはずなので。

 

でも、そういう環境だったからこそ、

好きなスポーツに巡り合えたのは、本当にラッキーでした。

 

海外で生活してるときも、バレー好きが功を奏し、現地のバレーボールのコミュニティに参加して実際にプレイしましたし、そこではいろんな経験をすることができました。

 

何ごとにも言えるけど、「まずは好きにならないと」だよなって。

 

なんてことを書くきっかけになったのは、ある部活の生徒と話していて。

 

監督がほとんど干渉せず、ほぼ生徒だけで運営されている部活。

部活が休みとなれば「えぇ。。いやだ!プレイしたい!」と、本当にそのスポーツが好きな人だけが集う部活。

 

懐かしさを感じましたとな。

360,300点を超えるアスリートのイラスト素材、ロイヤリティフリーのベクター画像とクリップアート - iStock