昨日は人生初めての鍼灸(しんきゅう)治療をしてもらいました。
あの孔子とかが生きていた紀元前の中国ではすでに鍼治療が広く流行していたという記録があり、2000年以上の長い歴史がある伝統医学。
「あれってどんなものなんだろ?」という好奇心が不意に芽生えたのが今週の火曜日くらい。県内で治療してもらえる場所をその日の夜に探し出し、次の日の朝にさっそく電話予約。
そして昨日、施術してもらいました。
「好奇心から・・・」というのが6割の理由。
4割は、「最近末端冷え性に悩んでいるから、鍼灸でなんとかなったりして」という希望的改善でした。
もともと基礎体温は高いほうで、まわりから「人間カイロ」と言われるくらい身も心もあったかい人間だったのですが、なぜか去年の4月くらいから季節問わず冷え性に悩まされていました。定期的に指先・手の平・足先が冷たくなってはもとに戻っての繰り返し。
でも、冬に入ってからはずっと冷え性体質。おまけに便秘体質にもなり悩んでいました。
昨日は問診に40分、施術に2時間ちょい、計3時間ほど医院に滞在しました。
鍼灸師の方の問診でわかったのは、早い話が、「4月の異動でメンタルの緊張状態が今にかけてずっと続いていたこと」が冷え性の原因だとわかりました。
思い当たることがいくつもあったので、「予想」が「確信」に変わった気がしました。
まあ、繊細くんな自分のことだから、適応がうまくいかなかったのだろうなと。
長い問診のあとにさっそく施術へ。
前半は鍼を刺さない施術でした。
鍼をちょんと当てるだけのマッサージ。
後半は鍼とお灸を使った施術で、頭、こめかみ、肩、膝、に鍼を指してもらいました。
そのあとにお灸をお腹、そして膝に。
鍼は痛くなかったですし、お灸は、お腹だけ熱かったです。
膝の時は熱さをほとんど感じませんでした。本当はピリッと感じた方がいいらしく、その方が快方に向かっているんだとか。今回の施術ではそこに辿り着かなかったので、中度の冷え性なんだなと実感。
お家でもできるようにと、「ドラッグストア行くとお灸を買えるから、お家でもやってみるといいでよ。君の場合はここのツボにするようにね」とセルフ施術も教えてくださいました。良心的ですね。
病院あるあるの、「次の施術に来させる商法」「医院で扱っている道具の売り付け」などなくて、安心。
おしゃべりな鍼灸師と雑談をしていたら3時間はあっという間でした。世間話以外に、マニアックな情報を教えてくれたりしてくれたので、終始楽しく過ごすことができましたし。
家に帰ってからは特に施術後の変化は感じられませんでした。
ただ今朝起きると、冷えは幾分解消されてました。特に足先の冷えは気にならない程度に。便秘も解消されていました。
効果あるもんなんだなとびっくり、久々に医療にびっくりした話でした。
一回の施術に5000円以上かかるので、頻繁に行こうとは思いません。こういうのって本当は通った方が効果が出やすいのですが。
ただ、年1,2回は通いたいと思いました、セルフケアにも努めながら。
健康維持に鍼灸ありかも、なんて。