勤務先に2カ月に1回の頻度で、保険関係の電話がかかってきます。
「ライフプランの~」で電話口から詰め寄ってくるのですが、これがまあなかなかにしつこい。
最初は「あぁわかりましたぁ」「でも時間は今ないので」と避けていたのですが、電話番号と空いている時間を教えたら最期。週2,3回のペースでかかってきます。
相手を悲しませたくないのできっぱり断れない。これは自分の性(さが)。
ショッピングモールなんかに行けば必ず見かけるウォーターサーバーの売り込み。あれも、昔なら契約していたと思います。でも、そういうときは必ず妻が隣にいるので、無言の圧力でスルーできていました。一人だとそうはいかない。
保険関係の営業。自分が迂闊に電話番号を教えたせいで、電話がかかってくるようになった。着信拒否はぜずに、「保険関係?」という宛先名で登録しています。ので、かかってきも出ない。居留守で半年ほどやり過ごしてきましたが、逆にきっぱりと「No」を相手に伝えた方がいいのではと思い、いつだったかな、間違って出たときに、「あぁ興味ないですぅ」とガチャって以降、電話はかかってこなくなりました。
でも油断をしていた今日、学校にかかってきました。事務室から「OO企業の方からですが、いいですかね..?」と内線が来ました。おそらく事務の方も、「そういう系の営業からの電話だけど回してもいい?」という気まずさがあったんだと思います。声の暗さでなんとなく察します。
「どうぞ」といって(この時点ではおそらく)保険会社の相手と対峙。
10秒ほど自己紹介を聞いていると、「あ、やっぱりな保険関係の営業だ」とすぐにわかりました。
「あぁ大丈夫ですぅ」と切ることができました。
今日の勇敢な行動で、こういった会社から自分宛てへの電話は、向こう2カ月は来ないと思っています。
慣れてないからか、正直小さなしんどさはあります。
だって、向こうにも向こうのノルマがあり、生活があり、家族がいるなんて考えると、ものすごく忍びない。
断れるようになったことで自分を守ることができている半面、善人(いや、善人ぶっているだけか)としての自分を貶しているような気がして、なんだかなぁとも思う。
慣れですね、慣れ。